「6月23日は独歩忌」展 開催中
令和5年6月19日(月)~6月26日(月)にさいき城山桜ホール1階アートプラザにて
「6月23日は独歩忌」展が開催されています。
国木田独歩先生は明治26年10月から1年足らず、毛利家最後の藩主高謙の息子が設立した「鶴谷学館」の数学と英語の教師として教鞭を執られました。
佐伯の名所旧跡に足を運び、佐伯の豊かな自然と触れ合ったそうです。
独歩研究の第一人者である国士舘大学名誉教授、中島礼子先生は
「佐伯なくして独歩なし」と評しておられ、
間違いなく佐伯での体験や見分こそが、独歩の文学者としての根源にあったのです。
佐伯の春、まづ城山に来たり
夏まづ城山に来たり
秋また早く城山に来たり
冬はうど寒き風の音をまづ城山の林に聞くなり
城山寂たる時、佐伯寂たり
城山鳴る時、佐伯鳴る
佐伯は城山のものなればなり
明治41年6月23日、36歳で亡くなられた。
その後、昭和8年に佐伯の有識者に育った独歩先生の教え子たちが、
佐伯を愛した独歩先生を顕彰しようと「佐伯独歩会」を設立し、現在に至る。
ただし、ここ数年はコロナの影響で、その取り組みも自粛せねばならなかったそうです。
日本文学史上凛然と輝く功績を残した国木田独歩先生と佐伯の縁は、
これから先も忘れられることなく語り継がれて欲しいものです。
イベント名 「6月23日は独歩忌」展
期 間 令和5年6月19日(月)~6月26日(月)
場 所 さいき城山桜ホール1階アートプラザ
主 催 者 株式会社まちづくり佐伯
協 力 佐伯市教育委員会、さいき城山桜ホール
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